Q11.前歯や奥歯もインプラントで治療できるの?
A.基本的には失った歯の場所に関係なくインプラント治療をおこなえます。ただし骨の状態に左右される治療法のため、下あごに比べ、骨の少ない上あごの治療は困難で、前歯と奥歯は特に難しいといわれています。上あごにインプラント治療を施すのは無理だ、といわれたような時代もありましたが、技術レベルが上がった現在では、前歯や奥歯でも失敗することは非常に少なくなっています。ただし、下あごよりも高い技術が要求されるのは間違いないので、より慎重に歯科医を選ぶ必要があるでしょう。Q12.インプラントの手術をしたあと入院は必要?
A. 1回の手術にかかる時間は1、2時間程度で、通常の健康状態であれば、入院の必要はありません。健康状態に異常が見られる場合や、大規模な骨の移植を伴う場合などは、入院が必要となるケースもあるようですが、そのようなケースは非常にまれ。現在は技術の進歩によって患者の身体にかかる負担はかなり少なくなっています。軽く考えすぎるのは考えものですが、手術に伴う身体的な負担は、歯を抜くのと同程度という認識で問題ないでしょう。Q13.インプラント治療が成功したかどうかはいつ分かるの?
A.インプラント治療が失敗するケースで最も多いのは、骨との結合がうまくいかなかった場合です。インプラントと骨が結合する時間は個人差がありますが、大体3ヶ月程度。したがって最初の手術から3ヶ月後に、骨との結合状態を見て、成功か失敗かが判明する、と考えていいでしょう。失敗することは少ないですが、うまくいかなかった場合は、原因を探り、問題を解決して、再びインプラントを埋め込むことになります。万が一ということもあるので断言はできませんが、きちんとしたスキルを持った医師なら、連続して失敗することはほとんどないはずです。Q14.そもそも「インプラント」ってどういう意味?
A.インプラントは医学用語で、「埋め込む」という意味を持ちます。また、埋め込まれる物体をインプラントという場合もあります。歯科インプラント治療は、人口歯を埋め込む治療法ですから、言葉の意味を知っていると治療法をイメージしやすいでしょう。インプラントは歯科医療以外にも多くの分野で用いられており、たとえば美容整形で、顔のラインを整えたりする場合にも使われています。また、あまり一般的ではありませんが、ファッションの一部として、突起物をつくるために皮膚下にチタン等を埋め込むといったこともおこなわれているようです。Q15.複数のインプラントを入れる場合は何度も手術が必要になるの?
A.複数のインプラントを埋め込む場合でも、一度の手術でおしまいです。本数が増えれば、手術に要する時間が長くなるため、患者の体力に不安がある場合などは何度かに分けておこなうことも考えられますが、通常は、1本ずつ別々に手術をおこなうということはありません。埋め込む本数が多くなればなるほど時間がかかりますし、費用も高くなります。しかしそれ以外には1本の場合とほとんど同じですので、あまり心配しなくともいいでしょう。